じゅん通信

「じゅん通信」の真面目な方

斉藤朱夏さんの『くつひも』から私が受け取ったもの。

CDを手に取ってくれた人と私が

運命の赤い糸みたいに繋がれたらいいな

 

「My Girl vol.28」より

 

斉藤朱夏さんのイメージカラーで結ばれる、「運命の赤い糸」。

だからジャケットでは「くつひも」と「斉藤朱夏」が紐で繋がっているのだろう。

そして「CDを手に取ってくれた人」と「くつひも」が繋がって、

「みんな」と「斉藤朱夏」は繋がるのだろう。

 

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2019年8月14日。

斉藤朱夏さんは、ソロアーティストデビューを果たした。

そして斉藤朱夏さんのSolo Debut Mini Album『くつひも』が発売された。

 

今回は『くつひも』から私が受け取った想い、感想、考えたことを述べようと思う。

 

 

1.「ことばの魔法」

 

この歌詞は私が本当に今一番言いたいことだし、

これからも言い続けたいと思うことで。

この先ずっと歌っていくであろう「ことばの魔法」と、

私が一緒に成長できたらいいなって思ってます

 

「My Girl vol.28」より

 

『くつひも』のトップバッターは、この「ことばの魔法」である。

斉藤朱夏さんが普段、「ことば」をどれだけ大事にしているかを再認識させられた。

歌い方も非常におおらかで、自然に歌詞が胸にすとんと落ちるような歌い方をしているように感じた。

私は、6曲の中で「ことばの魔法」の歌い方が1番好きである。

 

斉藤朱夏さんの何気ないツイート、「しゅか通信」、そしてLIVEMC。

斉藤朱夏さんは間違いなく、独特な「ことば」のセンスを有している。

そして「ことば」に対するこだわりを持ち、「ことば」の怖さを知っている。

そんな「ことば」を大事にする斉藤朱夏さんだからこそ歌える曲なんだろうなと感じた。

 

「おはよう」「ありがとう」「ごめんね」。「挨拶」「感謝」「謝罪」。

人が人として社会で生きていく上で、当たり前のものとして交わされる言葉たち。

3歳児でも言えるこんな初歩的な「ことば」なのに、確かに言えない人がいる。

いや、大人になってしまったからこそ、こんな初歩的な言葉も言えなくなってしまうのだろう。

挨拶が出来ない人がいる。

挨拶をしないで黙ってオフィスに入り、そのまま自分の席に座る人がいる。 

謝罪が出来ない人もいる。

明らかに非があるのはあなたなのに、謝ったら死ぬようにプログラムされているかのように自らの非から逃げ続ける人もいた。

お年寄りに席を譲った時に「ありがとう」と言われ、温もりを胸に感じるのは何故か。

それはきっと、普段「ありがとう」という言葉を聞かないからなんだと思う。

受け持ったタスクを完了報告した時にSlackで送られてくる「ありがとう」の文面に、その温もりを感じたことはない。

  

「ことば」は大事なツールである。と私は思っている。 

大事なのは「何を伝えたいのか」の方だから。

語彙を多く持つ人が特別、感受性が高いわけでも視野が広いわけでもない。

自分の思いを言葉で伝える手段を多く持っているに過ぎないのだろう。

 

結局、自分は自分だし、他人は他人なのだろう。

それは隔絶でも何でもない。他人は自分じゃないから、触れ合う意味が生まれる。

そこで用いられるツールが「ことば」なのではないだろうか?

自分の内なる感情は、自分にしか分からない。いや、自分でも分からない時もある。

それを相手のために、ある意味自分のために「外側」に持ち出す必要がある。

そこで用いられるツールが「ことば」なのではないだろうか?

 

そんな「ことば」は、時には誰かを奮い立たせる無限のエネルギーにもなるし、時には誰かを傷付ける鋭利な刃物にもなりうる。

誰もが持ってる「ことばの魔法」は、実はものすごい力を持ってしまっているのかもしれない。

今ではTwitterの「リプライ」や、ブログの「コメント」や、手紙の「文章」や、しゅかランドの「ポスト」のように、色んな形で気軽に「ことば」を届ける事が出来るようになった。

そんな「今」だからこそ、「ことば」の怖さを知ったからこそ、もう一度「ことばの取り扱い方」を考えるべきなんだろうなと思う。

 

手探りの暗闇 灯す小さな明かり

共に生きる証 見つけ出すために

 

私が個人的に刺さってしまったのは、ここの歌詞だった。

暗闇。

私が追いかけているのは、誰だったっけ?

私があの人を追いかける理由は、何だったっけ?

特にこの1年は、この暗闇に突き落とされる感覚を何度も味わってきた。

ここの部分を聞いて、私は「共に生きる証」を見つけようとしていたのかもしれないな、と思えた。

 

「ことばの魔法」を歌っていくこれからのステージ。

その度に、つい日常で忘れてしまうような「当たり前」に気づかせて欲しい。

「ことばの魔法」で「ことば」で伝えることの大切さを再認識した私は、「しゅかランド」でコインを55枚買った。

 

 

 

 

 

2.「あと1メートル」

 

これはとにかくキュンキュンします。

レコーディングでは「学生時代のこととか思い出して歌ってみて」

と言われて 、ちょっぴり懐かしい気持ちになりましたね。

女の子は絶対好きな曲だと思います。

 

「My Girl vol.28」より

 

2019年6月12日。

突然、斉藤朱夏さんのソロデビューが発表された。

あの時の驚きと喜びは、今でも覚えている。

朝のニュース番組、新聞、各メディアサイトで一気に取り上げられていた。

 

そして、「あと1メートル」のMVが公開された。

 

youtu.be

 

「あと1メートル 君の家が遠ければ…」

そんなことを願ってしまう帰り道。

 

君と一緒に歩く、夕暮れの帰り道。

「学校」から「君の家」までの距離は、2人で一緒にいられる時間とイコールである。

一緒にいられる時間があと少しでも長ければ、 本当に伝えたい言葉を伝えられるのに。

結局いつも伝えられずに、「君の家」に着いてしまい、別れる日々を過ごしている。

別れた後。1人になってから、寂しさや逆説的な温もりを感じてしまう日々。

こんな想いをするのは、側にいた君のせいなんだと責めてしまいたくなる。

 

こんな解釈をしてみた。

帰り道、側にいる君との物理的な距離が「あと1メートル」なんだろう。

しかし心理的な距離は、もっと遠くに感じてしまっているのではないだろうか。

だから「あと1メートル」のMVでは、心理的な距離を詰められない事を、金網にしがみついて歌う事で表現しているのではないかと思った。

「あと1メートル」が「時間」「物理的距離」「心理的距離」に変換されうるのが面白い。

 

この「あと1メートル」のMVは「決めない、笑わない、歌わない」というコンセプトで作られたらしい。

余裕で歌っているのだが、確かに笑ってはいない。

「笑顔」。斉藤朱夏さんが持つ最大の武器のひとつであり、魅力のひとつ。

その「笑顔」を封印して「素の斉藤朱夏」を表現したMVとなっている。

 

笑顔だけじゃなくて、それも含めて本当の自分というか、私も人間だからそういう一面もあるんだよっていうことを示せたのかなって思います。

 

「blt graph. vol45」より

 

素を見せるということは、見せる相手を信頼しているということ。

ここ1年間の斉藤朱夏さんは、等身大の自分を見せる事を意識しているように感じた。

1年前に出した「裸足。」は良い例で、ありのままの自分を曝け出していた。

 

この『くつひも』を作る上で朱夏さんがぶつかった壁が「自己分析」とのこと。

自分と向き合うほど分からなくなって泣いていた朱夏さんは、自分がネガティブな人間である事に気付いたらしい。

今までの色んなインタビューでも、朱夏さんは自己評価が低く、自分を好きになれず、自信を持てていなかった事が分かる。

そんな「斉藤朱夏」を詰め込んだMVになっていた。

 

知らないことばっかり 沢山で不安なのは

新しい気持ちが 待ち受けてる証拠だよ

今は見えないから まだ分からないから

見つける喜びがあるよ

 

先が分かっている人生ほどつまらないものはない。

今が不安なのは、この先が未知だからである。

見つける喜びがあるのは、この先が未知だからである。

「キュンキュンした!」だけで終わらないのが「あと1メートル」の良さである。

 

「あと1メートル」は、後述する「くつひも」とセットになっている。

だからこの2曲は連続で聞くことをオススメする。

 

 

 

 

 

3.「くつひも」

  

軽快な気持ちになれる曲なので、"今日はちょっと憂鬱だな"と感じたり、

落ち込んだりしているときにこの曲を聞いてもらえると

前向きな気持ちになると思います

 

声優アニメディア2019年9月号 より)

 

youtu.be

 

ほどけかけてた靴紐を口実にして

君の足を止める延長戦。

 

「あと1メートル」では、

別れて歩き出す君の背中を見て想像する事しかできなかったのに、

「くつひも」では、

「くつひも解けそうだからちょっと待って」と、「君」の足を止めることに成功する。

非情にも近づいてしまう「別れまでのタイムリミット」を、止まることで半ば強引に「延長戦」に持っていく事が出来たのだ。

心の中では言いたいこと(=伝えたいこと)だらけなのに、やっぱり君の前だと上手く言えないや。

そんな心情を、曲名にある「くつひも」になぞらえた1曲であると感じた。

 

それでは 「くつひも」における「靴紐」の役割について考えてみよう。

 

まずは上記にあった「靴紐を結び直す事で君といられる時間を伸ばす」機能。

結局、「靴紐」みたいに言葉は絡まってしまい、結ぶ事が出来ない。

1番サビでは、

きつく締めたこの靴紐の蝶々結びのように 手と手繋げたらいいのに

と直喩で「靴紐」を用いている。

言いたい事も言えない現状なのに、手を繋ぎたいと望んでしまう所も可愛らしい。

(「言いたい事も言えない」と打っていたら俺の中の反町隆史がPOISONしてきた)

 

「靴紐」ではないが、

すり減ったこのスニーカーもガラスの靴に思えてくるんだ

と「スニーカー」や「ガラスの靴」も出てくる。

「ガラスの靴」。つまり「シンデレラ・ストーリー」。

 君の隣を歩くだけで、気分はシンデレラになれる。そんな女の子のうた。

 

「きつく締めたこの靴紐」に対し、

1番のサビでは「蝶々結びのように"手を繋ぎ"たい」と歌っているのに対して、

2番のサビでは「意地っ張りが"ほどけ"たら良いな」 と、真逆の状態を希望している所が面白いなと感じた。

 

この2曲に出てくる女の子に必要なのは、きっと「勇気」である。

自分の想いを変換した「ことば」を、「きみ」に伝える勇気なんだろう。

そんな「勇気」を持てる強い人は、そうそういない。

 

 

 

 

  

4.「誰よりも弱い人でかまわない」

 

特にこの曲は、

斉藤朱夏という人間を丸裸にされたような感覚になりました。

 

声優アニメディア2019年9月号 より)

 

斉藤朱夏さんが「強い人間でありたい」「強くありたい」と主張したことに対し、

作詞のハヤシケイさんが愛と優しさをもって「ひっくり返した」曲。

画家が絵を描く時に、時々キャンバスをひっくり返して眺めるようなものだろうか。

つまり、「誰よりも弱い人でかまわない」は『くつひも』における最高のアクセントになっている。

 

斉藤朱夏さんは、強い人であると私は思っている。

なぜなら、斉藤朱夏さんは弱さを見せない人であるからだ。

弱さを見せない人は、強い。けどそれは、見せてないだけだったらしい。

 

約1年前にこのソロデビューの話を受け、半年以上ハヤシケイさんやスタッフと話し合ってこの『くつひも』は作られた。

必然的に斉藤朱夏さんは「斉藤朱夏」と向き合わなければならなくなり、

そこで「斉藤朱夏の弱さ」とも向き合ったのだろう。

人の悩みの相談はよく聞くけど、自分の悩みは人には相談しない斉藤朱夏さん。

人に自分の弱みを見せることに強い抵抗を感じる斉藤朱夏さん。

そんな斉藤朱夏さんだからこそ、今回ぶち当たった「本当の斉藤朱夏とは?」という問いに苦戦していたのではないだろうか。

 

鏡の中はいつも嘘つきで

写真だってどこか意地悪で

僕の姿がちゃんと映せるのは

きっと君の瞳だけかも

 

 

「僕」は「斉藤朱夏さん」で、「君」は「みんな」なのではないだろうか。

もしこの世に自分しか存在しなければ「自分」という概念が生まれないように、

斉藤朱夏さんは斉藤朱夏さんだけで存在することは出来ない。

斉藤朱夏さんの語る想いを受け取って汲み取ったハヤシケイさんだからこそ、ある意味フラットに「斉藤朱夏」を表現出来たと思う。

 

『くつひも』の中でも非常に特異で、面白いアプローチをした1曲であると感じた。

 

 

 

 

 

5.「リフレクライト」

 

アーティストを目指した頃から

"ステージで輝く存在になりたい" "多くの人を輝かせたい"

という思いが私の中にあり、その気持ちを歌詞にしてもらいました。

 

声優アニメディア2019年9月号 より)

 

曲名にある「リフレクライト」とは「リフレクト」と「ライト」を組み合わせた造語であり、「反射光」を表すらしい。

斉藤朱夏さんは1人でステージに立ち、一方的に輝く存在になりたいのではなく、「みんなを支える存在」を目指している。

きっとこの曲をLIVEで披露すれば白のサイリウムで客席は埋まり、そのライトを受けた斉藤朱夏さんは、斉藤朱夏の輝きを客席に反射してくれるのだろう。

 

君がいるから僕も輝けるとか

ねえ 君もそんな風に思ってくれたなら

ああ 世界は素晴らしい!

 

ここが斉藤朱夏さんの真骨頂であると感じた。

斉藤朱夏さんの持つ「距離感」に対する認識。

距離感の遠い存在に応援されるより、近い存在に応援された方が心は動く。

(ここの話を本気で掘り下げて派生させていくと1本別のブログが書けてしまうほどのボリュームになるので、今回は省略する)

 

人の心を動かせない人に、人は付いていかないと思う。

いかに人を感動させられるか。楽しませるか。熱狂させ続けられるか。

この部分は、今後「斉藤朱夏」としてソロで活動していく上で、非常に大切な壁になっていくと考える。

 

非常に軽快で、軽くノリながらサイリウムを振っていたくなるような曲であると感じた。

サビの前の「Oh Yeah!!」を一緒に叫んだら、きっと楽しいだろう。

この曲の真価は、ステージで披露されて発揮されると信じている。

 

 

 

 

 

6.「ヒーローになりたかった」

 

多くの人を笑顔にさせるためには、自分自身がいつも楽しくないといけないし、強い人間でなければいけない。 

だからこそ"ヒロインではなく、ヒーローになりたい"という思いが、

ずっと私の心の中にありました。

 

声優アニメディア2019年9月号 より)

 

そもそも、斉藤朱夏さんはなぜ歌うのだろう。

ソロデビューが発表された2019年6月12日。

「守られるよりも守る人になる為に歌う」と「しゅかランド」で発表されていた。

だから「ヒロイン」よりも「ヒーロー」になりたいのだろう。

 

スーツ越し 拭ってきた誰かの涙

マスク越し 自分のは上手に拭えないままで

 

「ヒーローになりたかった」に出てくる「ヒーロー」は、世間一般が持つ「ヒーロー像」とはかけ離れている。

強くなり、人を救い、街を救った「ヒーロー」のマントはボロボロで、持っていた武器もどんどん劣化していく。

救われた側の人間は、そんな事に気づかないのだろう。気づいてあげられないのだろう。

だから「ヒーロー」は、「すべて脱ぎ捨て、向き合う」選択肢を考える。

 

言えないまま

また言葉はマスクに押し込めてく

 

「ことば」は言わなければ伝わらないのに、「ヒーロー」は言えないままでいる。

ここが面白い。「あと1メートル」と「くつひも」に出てきた女の子を思い返す。

結局、「ヒーロー」も言えないのだ。

そんな「ヒーロー」の本当の弱さに向き合ってあげられる「君」を、「ヒーロー」である「僕」は、求めているのだろう。  

 

『くつひも』総評。

『くつひも』は、『斉藤朱夏』だった。

これが今の私が『くつひも』に下した総評である。

斉藤朱夏ってどんな人なの?」と聞いてきたら、『くつひも』を叩きつけよう。

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※投げないで下さい

 

私が1番お気に入りの曲は、「ヒーローになりたかった」である。

曲調も、歌詞も、ストライクだった。

 

私が1番心に刻みたいなと思った曲は、「ことばの魔法」である。

この曲は、『くつひも』の1番に来るべくして来た曲であると思った。

「ことばの魔法」が無ければ、『くつひも』は成り立たない。

斉藤朱夏さんの核であり、軸である。そんな大切な曲だと感じた。

 

「くつひも盤」には色んなギミックが満載で、開ける時にワクワクしてしまった。

あえてこのブログには書かない特典も超豪華であるので、

可処分所得が6480円を超えた全人類は「くつひも盤」を買って欲しい。

 

『くつひも』が多くの人に届いて欲しい。それが私の本心である。

 

 

 

 

 

『くつひも』の、その先。

 

最後に、『くつひも』の先について考えてみる。

 

8/16「斉藤朱夏Birthday Free Live『8401』」

まず8/16には「斉藤朱夏Birthday Free Live『8401』」が開かれる。

 

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当日の会場。

 

www.saitoshuka.jp

 

斉藤朱夏さんが生きた8401日において、初めて開かれる「フリーライブ」となる。

リリースイベントとして「サイン会」や「お渡し会」の類をやらないのは意外だなとは思ったのだが、ステージ人間である斉藤朱夏さんらしいやり方だなと思った。

何事もなく無事にイベントが終わることはもちろん祈っているのだが、このイベントに訪れた人が「これからの斉藤朱夏」に期待できる内容になれば良いなと思う。

 

「フリーライブ」 は最高の集客の機会であると考える。

閲覧無料で、場所は多くの商業施設が集中する「パレットタウン」である。

たまたま通りかかった人がイベントを見て、聞こえてきた曲を聞いて、「斉藤朱夏」に、『くつひも』に興味を持ってくれれば嬉しい。

さらにそこから『くつひも』の購入に繋がったら万々歳である。

 

1人でも多くの人に、斉藤朱夏のステージが届くことを祈る。

台風10号は来るな。

 

 

 

10/13 「朱演2019『くつひもの結び方』」

そして10/13には「朱演2019『くつひもの結び方』」が開かれる。

 

www.saitoshuka.jp

 

私がこの2019年において、最も楽しみにしているイベントである。

 

きっとこのライブで私の人生が大きく変わると思うんです。

私の中では10月のワンマンライブこそがアーティスト・斉藤朱夏のスタートになる気がしていて

声優アニメディア9月号より)

 

斉藤朱夏として立つ初めてのステージは、3/21の「しゅかランド〜The First Time〜」であった。

そして10/13は、アーティスト・斉藤朱夏としてのスタートの日となる。

 

みんなが「斉藤朱夏ってこう来るだろう」って予想する、

その斜め上のもっと上をいきたいって思ってます。

(リスアニ!Vol.38より)

 

私の予想は『くつひも』6曲と、『くつひも』には収録されていないけど、斉藤朱夏さんが「この場」だからこそみんなに伝えたい想いを込めて選曲した、他のアーティストのカバー曲を数曲だと予想している。

キレッキレのタップダンスを見られるかもしれない。

なにより、朱色に染まるステージをやっと、やっと見られるのだろう。

こんな私の予想すらも凌駕する、遥か上を斉藤朱夏さんには行ってもらいたい。

 

『くつひも』の『次』

今回の『くつひも』では、斉藤朱夏さんが「斉藤朱夏」に徹底的にアプローチして、

そこで浮かんだフレーズやポエムをハヤシケイさんに共有・相談し、歌詞が作られた。

ぜひ、次は「斉藤朱夏さんが作詞した」曲を聞きたいと願う。

そして叶うなら、渡辺曜ちゃんに対する想い、渡辺曜斉藤朱夏として生きてきた斉藤朱夏さんだからこそ抱ける想いを、全力で綴って欲しいと思った。いつか。

幸い、斉藤朱夏さんは作詞自体には意欲的なので、次のアルバムに期待したい。

 

そして、バチバチにダンスを踊る曲、MVを見たい。

『くつひも』は、斉藤朱夏さんの素顔や想いが詰め込まれた、ある意味「真面目」なアルバムであったと思う。

だから、次からはもっと遊んで良いのではないだろうか。

もっと攻めて欲しい。刺激が、カタルシスが欲しい。

『くつひも』から先に進んだ斉藤朱夏さんの次のアルバム、お待ちしております。

 

いつか。

僕が今持っている斉藤朱夏さんに叶えて欲しい夢で、最終段階は

斉藤朱夏としてソロで武道館に立って欲しい」

だった。

斉藤朱夏さん、ソロデビューおめでとう。 | 「じゅん通信」

 

それは斉藤朱夏さんが、アーティストになるのが自分の夢だとインタビューで言った時からの私の夢だった。

アーティストの登竜門。ここに立たせたいと私は勝手に願ってきた。

だが、今回の『くつひも』を聞いて、もっと高望みをしたくなった。

 

 

 

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いつか、このステージで。